5日の衆院政治改革特別委員会で、立憲民主党の岡田克也幹事長が質問に立った。岸田文雄首相との直接対決は最大の見せ場だが、自身の政治資金パーティーへの対応で批判を浴びた岡田氏の登板に、党内には「なぜ、いま岡田氏なのか」と戸惑いの声が漏れた。
「領収書を黒塗りしたら、公開しても意味がない」。岡田氏は特別委の委員ではないが、差し替えにより登場。党政治改革実行本部長として議論を主導した立場から15分間の質疑に臨んだ。自民案に盛り込まれた政治家の責任強化や政策活動費の支出公開などを不十分だと批判したがパーティーには触れなかった。終了後、理由について「限られた時間で深く(議論を)やるためだ。参院でしっかり議論されると思う」と記者団に説明した。
立憲がパーティー全面禁止法案を提出しているのに、岡田氏は5月下旬の自身のパーティーは開催すると表明。批判が相次ぎ、中止に追い込まれた。衆院ベテランは「どんな鋭い追及でも、国民から見たら『どの口が言うのか』と思うのでは」と苦言を呈した。
一方、志願して特別委の委員…