大阪市西成区の市立千本小学校近くで下校中の小学生7人がひかれて重軽傷を負った事件で、殺人未遂容疑で逮捕された無職の矢沢勇希容疑者(28)=東京都東村山市=が調べに対し「苦労せずに生きている人が嫌だった」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材でわかった。
大阪府警は矢沢容疑者が無差別に児童を襲った疑いがあるとみて、詳しい動機を調べている。府警は3日、矢沢容疑者を送検した。
また、矢沢容疑者を取り押さえた学校支援員の男性(70)が3日、朝日新聞の取材に応じ、事件の詳しい状況を語った。
男性は府警の元警察官。事件があった1日は児童を見守るため、下校が始まる午後1時半前に学校東側の正門前に立っていた。児童7人が門を出ると、北側から進んでくる白い大きな車が目に入った。時速10~15キロほどに見えたという。矢沢容疑者が借りたレンタカーだ。
「なんやこの車」。そう思っ…