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日本語や日本の歴史・文化についての知識を競う「全米ジャパンボウル」に参加した米国の高校生たち=2025年4月5日、ワシントン、中井大助撮影
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 米国の高校生が日本語や日本の歴史・文化についての知識を競う大会「全米ジャパンボウル」が4~5日に首都ワシントンで開かれた。米国各地から集まった生徒たちが日本語の会話を披露したり、「日本最大の古墳の名前は」「生活で苦労したことで知られる江戸時代の俳人は」などの質問に回答したりし、日頃の勉強の成果を競い合った。

 ワシントンDC日米協会が主催する大会は今回で33回目で、20校の生徒たちが参加。「百聞は一見にしかず」を使った文章を考える問題や、日本語の会話を聞いて関西弁の「はよ行こ」の意味を答える質問などもあった。

 大会は日本語の難易度に応じて、レベル2~4で競われ、カリフォルニア州サンノゼにあるリンブルック高校のチームがレベル3と4で優勝し、レベル2でも2位に入った。同校のレベル4チームのアイゼア・シットさん(17)は中国系。「中学の時から日本語の勉強を始め、はまった。同じ東アジアの文化や言語を学ぶのは面白く、日本語と中国語の違いも興味深い」と話した。

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