(23日、第97回選抜高校野球大会2回戦 花巻東6―3二松学舎大付)
第97回選抜高校野球大会は23日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、43年ぶりに初戦を突破した二松学舎大付(東京)は、花巻東(岩手)に3―6で敗れ、8強進出を逃した。二松学舎大付の市原勝人監督(60)の試合後の主なやりとりは以下の通り。
――試合を振り返って。
前半のエラーが大きかった。自分たちのペースで試合ができなかった。
――全てのエラーが失点につながった。
甲子園はそういうところ。選手たちは思い知ったと思う。
――普段の守備ができなかった理由は。
硬くなっているというより、勢いあまってではないか。2戦目で楽になって、油断なんでしょうかね。
――(この日登板した河内紬(つなで)と及川翔伍の)投手については。
今持っている力は出してくれた。バックが守っていればもう少しいいピッチングができた。ただ、変化球が多かった。もっと攻めてもよかった。
――七回に1点差まで詰め寄った。
九回までに2点差まで持っていこうと伝えていたら、1点差までいって欲がでたのかな。(逆転の)希望が出て、張り切りすぎてしまった。(八回に2失点し)もう1回立て直そうとしたけど、厳しかった。選手の気持ちをコントロールできなかった僕の責任。
――収穫は。
ほぼほぼ収穫。力不足が見えた。春は最後じゃない。いい勉強をして東京に帰れる。