メンバーで相談しながらマンガを描き上げる西条高チーム=2024年8月3日午前10時58分、高知市九反田、羽賀和紀撮影

 高校ペン児たちの熱い夏が始まった――。33校が参加する「まんが甲子園」(全国高校漫画選手権大会)が3日、高知市文化プラザかるぽーとで開幕した。愛媛県内からは西条が出場し、4日までお互いの腕を競い合う。

 開会式には出場する146人がおそろいの黄色いTシャツで参加。高知農高漫画研究部の安岡ともよさん(3年)が「高知の暑さに負けない熱い戦いを期待しています」とあいさつ。20年ぶりの出場となった高知追手前高マンガ部の芝亜佳音(あかね)さん(2年)と近沢一望(かずみ)さん(同)が選手宣誓をした。

 初日のテーマは「バディ」。1チーム3~5人が協力して5時間半かけて作品を仕上げた。西条高美術・マルチアート部は、水彩絵の具と色鉛筆を使い、運動会で子どもの写真を撮ろうと奮闘する夫婦の姿を描いた。今川舞乙(まお)さん(2年)は「見た人が幸せになれるよう、クスッと笑わせられる作品に仕上げられた」と話していた。

 会場ではこのほか、プロの漫画家が作画技術を披露するライブドローイングなどのイベントも開かれている。2日間で2作品を描き、4日に最優秀賞などを決める。詳細は公式サイト(https://mangaoukoku-tosa.jp/manga-koshien/)。(羽賀和紀)

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