銅メダルを獲得した小林陵侑=AFP時事

 ノルディックスキーの世界選手権第10日は8日、ノルウェー・トロンヘイムで、ジャンプ男子個人ラージヒル(LH)=ヒルサイズ(HS)138メートル=が行われ、小林陵侑(チームROY)が銅メダルを獲得した。23年大会の銀メダルに続く表彰台。135・5メートル、137メートルを飛び、合計284・7点。当初は4位だったが、2位のマリウス・リンビク(ノルウェー)が失格となり、一つ順位が繰り上がった。ドメン・プレブツ(スロベニア)が301・8点で金メダル。

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 複合男子個人LHは、山本涼太(長野日野自動車)が日本勢トップの8位。前半のジャンプ(HS138メートル)は2位だったが、後半の距離(10キロ)は27位だった。距離男子50キロフリーは、馬場直人(中野土建)が日本勢最高の10位。

 ジャンプ男子個人ラージヒル(LH)で全選手が飛び終えた40分後、小林陵は日本チームの関係者らと抱き合った。審議の末、2位だった選手がスーツの規定違反で失格。自身は4位から銅メダルに繰り上がった。「金メダルを目指してたけど、うれしい」と笑った。

 「緊張した」1回目は135…

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