千歳の榎並望主将=2025年6月30日、モエレ沼、鈴木優香撮影

(30日、第107回全国高校野球選手権南北海道大会札幌地区Iブロック代表決定戦 大麻6―5千歳)

 53年ぶりの南大会進出をめざした千歳を引っ張ったのは榎並望主将(3年)だ。二回表、先頭打者で「先に点がほしい」と、変化球を強振すると右越え三塁打に。先取点の本塁を踏んだ。

 積極的に声を出す姿勢を買われ、主将に選ばれた。守備では要の捕手。打っては4番。この日、攻守にリーダーシップを発揮した。

 四回以降、追加点がなく重苦しい展開となった九回は、2死二塁の打席で左翼に適時三塁打。再びチームを勢いづけた。

 地区代表はつかめなかったが「最後までみんなでやることはやれた」と榎並主将。望みは後輩に託した。

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