子どもが大きくなったら「読書感想文でも書いてもらおうかな」と笑う岩清水選手

 アスリートを続けながらの出産って、わからないことだらけ。そんな自身の疑問をもとに、サッカー元日本女子代表の岩清水梓選手(37)がエッセー本を出版した。「後輩アスリートのヒントになれば」と体験したことを包み隠さずにつづった。

 2011年女子ワールドカップ(W杯)優勝メンバーの岩清水選手。現在も女子プロ「WEリーグ」の日テレ・東京ヴェルディベレーザでプレーする。本のタイトルは「ぼくのママはプロサッカー選手」(小学館クリエイティブ)。出版を思い至ったきっかけは、長男の聖悟くん(4)を身ごもった時に「現役アスリートにとって必要な情報が出てこなくて孤独に感じた」という実体験だ。

 「妊娠したら重たいものはもってはいけません」「転んではいけません」。インターネットで食い入るように調べても、出てくるのは一般的な情報ばかりだった。

 そのため、本の中では岩清水…

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