メディア空間考 松浦祐子
データジャーナリズムという分野を担当することになり、統計解析のためのプログラミング言語「R」を学び始めた。週に1回、この分野に詳しい同僚による講義があるが、それ以外の時間で「先生役」を担ってくれているのが生成AI(人工知能)だ。
自分が作ったソースコードを生成AIに投げかければ、瞬時に誤りを指摘し、修正して返してくれる。こちらが何度間違っても、生成AIは不機嫌になることはなく、「必要なら、こんなこともお教えできます」などと提案もしてくれる。まさに、対話しながらマンツーマンで教えてくれるのだ。教科書や参考書を使った学習方法から、学び方が大きく変わったと実感している。とても便利だ。
一方で、調べ物をする際には…