防衛省がまとめた2024年版防衛白書の概要が5日、判明した。北朝鮮について、発射の兆候がつかみにくい固体燃料式の大陸間弾道ミサイルなどを23年以降発射し、保有する装備体系の多様化や、情報収集手段の確保など、質的なミサイル能力の向上に注力していると分析。中国や北朝鮮の軍事動向を念頭に「戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面」していると指摘し、「ロシアによるウクライナ侵略と同様の深刻な事態が、東アジアで発生する可能性は排除されない」との認識を示した。
防衛省が5日、自民党の会合で提示した。防衛省は7月の閣議で白書を配布し、合わせて公表する見通しだ。
中国の軍事動向を「これまで…