ロシアによる侵攻を受けるウクライナで義勇兵をしていると称し、鎮静剤をだまし取ったとして、札幌地検が25日付で、札幌市南区の無職田村卯匡容疑者(25)を詐欺罪で札幌地裁に起訴したことがわかった。地検は認否を明らかにしていない。
起訴状によると、田村容疑者はウクライナで義勇兵をしていると虚偽の説明をして、2022年12月、SNSのダイレクトメッセージ機能を使って40代の被害者2人に鎮静剤の提供を求め、同区の住居に計7箱(時価計約1万1千円相当)を送らせてだまし取ったとされる。
被害に遭った千葉県の40代女性が3月、朝日新聞の取材に応じた。
女性は2022年12月、ツ…