近藤頌利さん=東京都千代田区、山本佳代子撮影

 7月からテレビ放送が始まった、ウルトラマンシリーズの最新作「ウルトラマンオメガ」で、深紅の巨人に変身する主人公オオキダソラトを演じる近藤頌利さん(31)。巨大な役を背負う撮影を支えた「みっつ」を聞きました。

近藤頌利さんのみっつ

①阪神タイガース ②小栗旬さんを取り上げた「情熱大陸」 ③ビートたけしさんの「浅草キッド」

信じる力、子どもの心のほうが

 《大阪育ちで、プロ野球は阪神ファン》

 撮影中も応援していました。試合のない月曜日が、一番テンションは低いんじゃないかな。一つ楽しみが無くなるので。

 みんな、撮影帰りの車の中では寝ているんです。けれど僕はずっと阪神の試合中継を見て、疲れて眠たいときはラジオで聞いて。阪神のニュースを見るのは、歯を磨くのと同じような感覚です。

 いつか、甲子園で始球式がしたいと思っています。もちろん阪神戦。こうやって言い過ぎると、阪神以外の仕事ができなくなるかもしれないけど、それでも貫き通したい夢です。

 《自分の「好き」に、こだわってきた》

 「甲子園で始球式」って、小さい子どもも言いそうな目標じゃないですか。

 「仕事」という感覚ではなくて、「娯楽の延長」で俳優をやれるマインドを持っていたいんです。童心を持って、好きなことを究めたい。好きなことには、向上心を持てますし。

 「ウルトラマンになりたい」みたいな、そういうシンプルな目標を、今も持っていてもいいのかなって。

 小学生の頃から、俳優になるもんだと思い込んで生きてきました。「なりたい」ではなくて、「なるもんだ」でした。

 芝居がしたいというよりは、「テレビの中に入りたい」という気持ちが先にありました。だから、20代の頃はテレビに出る機会がなかなか無くて、「意外と思い通りにいかないんだ」とは思っていました。

 でも、芝居が好きになったからやめなかったし、「テレビの中の人」にもなれた。信じ抜く気持ちが大切だと思っています。

 サンタクロースを信じるように、子どもの心を持っていたほうが、自分を信じられる気がします。

「年下」の小栗旬さんを見て思う

 《撮影中、何度も見返していた番組があった》

 俳優の小栗旬さんに密着した…

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