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ランニングをする豊橋中央高の内山京介投手(中央)=2024年10月21日、愛知県豊橋市の同校グラウンド、辻健治撮影
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 プロ野球のドラフト(新人選択)会議が24日に開かれる。豊橋中央高(愛知県豊橋市)野球部の内山京介投手(3年)は、最速150キロの速球と多彩な変化球を持ち味とする右腕だ。甲子園出場はなく全国的には無名の存在だが、プロの世界へ羽ばたくための鍛錬を続けている。

 内山投手は中学まで捕手。高校入学直後に萩本将光監督(42)に勧められ、ポジションを転向した。それまで硬式野球の経験は無かったが、内山投手自ら「1年生の頃から『持っているものが違う』とよく言われていた」というほどの逸材だった。

 身長181センチ、体重80キロの体はバネがあり、柔軟性にも優れている。当初は110キロ台半ばがやっとだった直球は、2年の冬には140キロ台にまでなった。「投手に選んでくれた萩本さんにはすごく感謝している」と言う。

 小学4年で野球を始め、プロになるのを目標としてきた。夢を実現させたい理由がある。

 8人きょうだいで7番目の内山投手は、姉や妹とともに2歳から豊橋市内の児童養護施設「豊橋若草育成園」で育った。

 育成園では約90人が暮らし…

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