JR大阪駅北西の再開発地区「グラングリーン大阪」が6日、一部を先行開業した。敷地内の「うめきた公園」や商業施設はさっそく多くの人でにぎわった。

 午前11時ごろ、トンボが飛び交う芝生広場で開業セレモニーが開かれた。合図と共に黄色や緑色の風船が一斉に空に放たれると、集まった人たちから拍手が起きた。主催者によると約2千人が集まったという。

 この日は晴天に恵まれ、公園では子どもたちが広場を走り回ったり、噴水で水遊びをしたりしていた。幼い子ども2人と両親と訪れた吹田市の会社員、内田奈未子さん(31)は「梅田にこんなに緑豊かな場所ができるなんて」と目を丸くした。

「グラングリーン大阪」の開業セレモニー=2024年9月6日午前11時2分、大阪市北区、近藤咲子撮影

 2歳の長女は遊びたい盛りだといい、「天然芝で転んでも痛くないし、小さい子も安心して遊べる。買い物のついでに寄って子どもたちを遊ばせたい」。

 夫婦で訪れた大阪市淀川区の今川勝三さん(71)も「緑も高層ビルもあって飽きない。孫を連れて遊びに来たい」と笑顔で話した。

 旧国鉄梅田貨物駅の跡地に約…

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