コメの増産に向けた政策転換について、農林水産省は8日、自民党の農林関係政策の会議で説明した。報道陣に公開された冒頭で、同省の渡辺毅事務次官が、これまで「コメは足りている」と誤った主張を続けていたとして謝罪した。
渡辺次官は、コメ価格の高騰の要因を検証した調査により、コメ不足はないという誤った前提で行政を進めていたことが明らかになったとした。「この場を借りておわびを申し上げたいと思います。どうもすみませんでした」と述べ、ともに立ち上がった農水省幹部らと頭を下げた。
小泉進次郎農水相もこの日の閣議後会見で「令和の米騒動ともいわれる、こういった状況をつくってしまった一端は間違いなく農水省にある」と述べて、謝罪した。
また、農水省はこの日にあっ…