赤みを帯びたオレンジ色の魚が1月中旬、岩手県大船渡市三陸町越喜来沖の海で泳いでいた。インド洋から日本まで広く分布するキンギョハナダイで、温暖な海域に生息する。
ダイビングショップ「みちのくダイビングリアス」代表の佐藤寛志さん(51)は、「例年ならこの時期は水温7、8度まで下がり見かけなくなるが……。まだ13度もあり、南方の魚たちが元気です」と語る。
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岩手県花巻市出身。キンギョハナダイのように食卓には上らない生き物も含めて、震災前から岩手の海中の変化を見つめてきた。
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