訪米中の岸田文雄首相は10日午後(日本時間11日未明)、バイデン米大統領との首脳会談後、共同記者会見を行った。両首脳は日米関係を「グローバルなパートナーシップ」と位置付け、蜜月ぶりを内外にアピールした。ただ、安全保障分野の連携強化の具体化はこれからだ。
「日米は真のグローバル・パートナーシップを築いてきた。岸田首相のリーダーシップの下で実現してきた」。ホワイトハウスで開かれた会見の冒頭、バイデン氏は首相を持ち上げた。
首相は「サンキュー、ジョー」と笑顔で応じ、「私から反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有や防衛費の引き上げなど、強い決意を持って防衛力の強化に取り組んでいることを伝え、バイデン大統領から改めて支持を得た」と胸を張った。
共同声明の目玉は、日米間の…