奥田心音さん=2025年3月20日午前11時22分、奈良県天理市櫟本町、向井光真撮影

 奈良県内の高校生が、食事を必要としている地域の子どもや独り暮らしの高齢者らに食事を提供する「地域食堂」に挑戦している。3月20日に初めて開催し、今後も約3カ月に1回開きたいと意気込む。そのボランティア活動に込めた思いとは――。

 天理市櫟本町にある自然食品店「confiture cotocoto(コンフィチュール コトコト)」。育英西高校2年の奥田心音(ここね)さん(16)=奈良市=が地域食堂「スマイルリレー」を開いた。会場は母の晶子さん(53)が経営する店だ。

 子どもから大人まで約60人が来客。協賛団体からの提供食材で作った野菜トッピングのカレー、バナナ、ポテトフライをおいしそうに食べていた。

 子どもは無料で、高校生以上は300円。家族5人で訪れた松本陵凱さん(21)は「おなかいっぱい食べられたので感謝しています。今後も頑張ってほしい」と励ます。並河健・天理市長も来場し、「若い方の熱意で共感や協力の輪が広がり、食堂を実現させたのはさすがだ」と感心した様子だった。

 心音さんは、小学5年生の頃からボランティア活動に取り組んできた。子ども食堂などを支援している団体に晶子さんが商品のジャムや売上金の一部などを寄付しているのを知り、子どもの貧困問題に関心を持った。

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 「私にも何か出来ることはな…

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