Smiley face

 国などに無許可で500万円以上のリフォーム工事をしたとして、警視庁は3月31日、東京都渋谷区の無職、清水謙行容疑者(49)ら男7人を建設業法違反容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。清水容疑者の逮捕は2回目。

 捜査関係者によると、清水容疑者は横浜市のリフォーム会社「匠(たくみ)」と「関東住建」=いずれも昨年11月清算=の実質的経営者。清水容疑者らは共謀して2023年9~11月、国土交通相や神奈川県知事に無許可で、東京都や横浜市、千葉県の60~80代の男女4人の自宅で、屋根などの工事をそれぞれ500万~550万円で請け負い、建設業を営んだ疑いがある。

 建設業法は500万円以上の工事を請け負う業者に対し、国や都道府県から許可を得るよう義務づけている。

 清水容疑者らは19年2月~24年2月、関東地方で少なくとも100億円を売り上げていたという。警視庁は、そのうちトップの清水容疑者は、少なくとも10億円を受け取っていたとみている。

 清水容疑者はSNSで「スーパーサラリーマン清水」と名乗って豪遊生活の様子を投稿していた。その中で、「僕達と一緒に本気で金を稼ぎたい人」などと仲間を募集し、多い時期で部下が約150人いたという。

共有