広島県が出展するブース「RE:WORLD HIROSHIMA」で、原爆の雲の写真が投影された=2025年8月5日午前9時35分、大阪市此花区、田辺拓也撮影

 大阪・関西万博では5日、被爆80年を迎える広島の復興への歩みや平和の取り組みを伝えるブースが設置された。原爆投下前後の広島を再現した360度の映像が映るVRゴーグルが用意され、被爆と復興を追体験することもできる。

 「RE:WORLD HIROSHIMA」と名づけられたブースは、広島県が設置した。

 5日の開会セレモニーに出席した横田美香副知事は「国際情勢は大変不透明さを増している。被爆者の方々が証言することで核のタブーが積み重ねられてきた歴史があるが、危機に瀕(ひん)している」と強調。「被爆の実相を少しでも感じていただき、平和の尊さを改めて感じてもらいたい」と訴えた。

 「ピースゾーン」にあるVRゴーグルでは、被爆体験証言者の記憶をもとに、被爆当時の再現された映像を見ることができる。

 説明に従って空を見上げると…

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