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「ツバメ少年」として知られる荻巣樹さん=4月、奈良県生駒市の同市役所

 文部科学省と科学技術振興機構(JST)主催の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会」が6、7両日、神戸市であり、奈良女子大付属中等教育学校(奈良市)が最優秀の文部科学大臣表彰を受けた。

 同発表会には、SSH指定校など計238校が参加した。

 奈良女子大付属中等教育学校の代表として発表したのは「ツバメ少年」として知られる同校6年(高校3年)の荻巣樹さん(18)。小学生の時から奈良県生駒市内で続けてきたツバメの巣の観察を元に、親鳥のエサやり行動や、ヒナに与えられる昆虫の種類をDNA分析を使って調べた結果をまとめた。

 会場に集まった生徒の投票により選出される「生徒投票賞」にも選ばれた。荻巣さんは「将来は夏の暑さがヒナの成長に与える影響などを調べてみたい」と話した。

 荻巣さんは今年2月にあった「高校生国際シンポジウム」(一般社団法人グローカルアカデミー主催)でも最優秀にあたる文部科学大臣賞を受けており、海外でも研究成果を発表している。

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