経済同友会「スタートアップ推進総合委員会」の委員長を務める3氏が記者会見し、提言を発表した。左からユーグレナの出雲充社長、みずほフィナンシャルグループの木原正裕社長、マネーフォワードの辻庸介社長=2024年7月24日、東京・大手町、木村裕明撮影 経済同友会は24日、国際競争力があるスタートアップ企業を育て続ける仕組みをつくるための提言を公表した。日本のスタートアップには、リスクマネーの不足や科学技術を支える基礎研究力の低下によって起業や成長が阻害され、上場後も成長し続ける企業が少ないなどの課題があると指摘。「日本の国力を回復するにはスタートアップの育成が大事」(提言をまとめたみずほフィナンシャルグループの木原正裕社長)だとして、課題を乗り越えるために官民が取り組むべき具体策をまとめた。 提言では、気候変動や高齢化…