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米ワシントンのホワイトハウスで2025年8月18日、ウクライナのゼレンスキー大統領(右)を出迎えるトランプ米大統領=ロイター

 トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領は18日、ウクライナ侵攻をめぐって首脳会談に臨んだ。会談の成果や今後の見通しについて、識者2人に話を聞いた。

「ロシアにとって思わぬ展開」 鶴岡路人・慶応大教授(国際安全保障)

 考えやアプローチに違いを残しつつも、早期に戦争を終結させたいという、米国、ウクライナ、欧州の思惑が一致した会談だった。米ロ首脳会談で制裁をまぬがれ、時間的な余裕を得たと思われたロシアにとっては思わぬ展開となった。

 2月の首脳会談が決裂した最大の理由は、ロシアがウクライナに再侵攻する事態を防ぐ「安全の保証」をウクライナのゼレンスキー大統領が求め続けたことだった。

 だが、今回の会談ではトラン…

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