22世紀の未来からやってきた猫型ロボット「ドラえもん」。漫画の中だけの存在と思いきや、実際につくろうとしている研究者たちがいる。その中の一人が取り組んでいるのが、「AI(人工知能)と心を通わせる」研究だ。ドラえもんとのび太のように、人はAIと互いを思い、共存することはできるのか――。
10月に開かれた先端技術の見本市「CEATEC(シーテック)」。国内外の企業が最新技術の活用事例や研究内容を展示するなかで、雰囲気の違うブースがあった。
高さ2メートルほどのカラフルな壁面に据え付けられた木製のレーン。カラーボールを転がし、途中にある坂道やトンネルなどの障害物をやり過ごしてゴールを目指すゲームだ。
体験者はボールをじかに触る…