関西大会に向けて練習する紀伊中の吹奏楽部員=2025年8月22日、和歌山市北野、榊原織和撮影

 第75回関西吹奏楽コンクールは30、31の両日、中学生、高校のA部門が堺市で開かれる。県内から出場する星林高、向陽中高、紀伊中、海南第三中から2校を紹介する。

 紀伊中は3年連続の関西大会出場。昨年はA部門で県代表として8大会ぶりに銀賞を獲得した。

 ただ今回の県大会。ピッチやテンポがずれ、課題が見えた。指揮の脇田裕巳顧問は「ハラハラ、ドキドキした演奏だった」と振り返る。

 佐藤みなも部長(3年)は関西大会に向けて、「演奏中、どの楽器が同じ動きをするのか、その中で誰が軸になるべきなのか、改めて確認し直した」という。心がけるのは冷静さ。「練習通りの演奏を本番で。ミスを怖がるのではなく、理想の演奏を思い描いて吹きたい」

 佐藤さんは「一昨年は銅、去年は銀だったから、今年は金を、という気持ちはある」と話す。

 県内では強豪の星林高校だが、関西大会は2017年以降、銅賞が続く。「とてもレベルが高い場所。空気が違う」と、1年生から関西大会で演奏してきた小川遥希部長(3年)は話す。だが、「今年こそやってやるという思いがある」。

 今年の自由曲は、3楽章からなる「ドラゴンの年(2017年版)より」。小川さんは練習を始めてより好きな曲になったという。

 特に第2楽章は、音量の幅が美しい旋律と迫力を作る聞かせどころだ。小川さんは「この曲一番の感動を与えてくれる場面。音の差をしっかり見せる。心地いい音楽をめざしたい」。

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