X（旧ツイッター）のフォロワー数が35万で、「バズる大使」として知られるジョージア大使、ティムラズ・レジャバさんの講演会が16日、日向市であった。同国は国土の2割をロシアに占領されている。大使は実情を訴えつつ、平和への願いをにじませた。
戦後80年を踏まえ、同市が企画した平和展の一環で訪れた。大使は、ジョージアの文化を紹介したあと、SNSを活用した外交のメリットを解説。「普段からファンを増やすことで、自国の偽情報があってもすぐ連絡が来て、対策が取れるところ」と述べた。
また「平和の尊さは、日々の忙しさで忘れがちになる。私も外交官として、国同士の交流を通じ平和実現へ努力する」と語った。
大使は4歳のころ父親の仕事で来日。早大卒業後、民間企業を経て2021年から特命全権大使。観光で日向市を訪れた際、西村賢市長が講演を頼んだ。
