参院選長野選挙区は、立憲民主党現職の羽田次郎氏(55)が自民党、参政党ら新顔4人を退けて議席を守った。担当記者がおもな陣営の選挙戦をふり返り、課題を探った。
「これから厳しい道のりが待っている」
再選から一夜明けた21日、羽田氏は長野県上田市内で報道陣の取材に応じ、表情を引き締めた。
長野選挙区では43万票余を獲得し、2位の自民党・藤田ひかる氏(35)に約11万8千票差をつけて突き放した。共産、社民両党との候補者一本化や、父の孜元首相らをはじめとした「羽田家」の知名度が奏功した形だ。
「台風の目」になったのは
陣営は当初、若い女性候補の…