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開会式のリハーサルで入場行進後の整列位置を確認する生徒たち=2025年7月4日午後4時9分、上毛敷島、八木正則撮影
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 第107回全国高校野球選手権群馬大会(朝日新聞社、群馬県高校野球連盟主催)が5日に開幕する。開会式がある前橋市の上毛新聞敷島球場では4日、リハーサルがあり、司会やプラカードを持つ生徒、吹奏楽部員、国歌・大会歌を独唱する生徒が手順を確認した。

 司会を務めるのは、前橋東高校3年の斎藤優透(ゆうと)さんと高崎女子高校2年の乗附心泉(のつけ・ここみ)さん。斎藤さんは、NHK杯全国高校放送コンテスト群馬大会アナウンス部門最優秀賞、乗附さんは同大会朗読部門最優秀賞に輝いた。斎藤さんは初の司会で「球場の第一印象は、とにかく『広い』ということ。球場の気迫に負けないよう、自分が持っている声でしっかり司会をしたい」。乗附さんは2年連続の司会。「去年も体験したので大丈夫と思ったが、やはり緊張する。はきはきと楽しみながら姿勢をよくして頑張りたい」と話した。

 入場行進で全選手の先導役を務めるのは、明和県央高校野球部3年の藤井柊瑛(しゅうえい)さん。6月中旬、ベンチ入りメンバーから外れることを知らされた。藤井さんは「悔しいと思ったが、2年半大変なこともあったけど、それを乗り越えてやり切ったという感覚があった」という。開会式では「ベンチから外れた県内すべての選手の気持ちを背負いながら、しっかりと歩きたい」と語った。

 入場行進で演奏するのは、東農大二高校の吹奏楽部。この日は部員約150人が演奏した。8月には吹奏楽コンクールが控えるが、両立させながら練習してきたという。須藤晴人部長(3年)は「夏の大会はやはり特別なもの。選手たちを元気づけられるよう、演奏したい」と話した。

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 群馬大会の各球場の入場料は大人700円、高校生は写真付き身分証明書を提示すれば100円、中学生以下無料。入場券は球場窓口で販売する。

大会パンフレット、球場で販売

 第107回全国高校野球選手権群馬大会(朝日新聞社、群馬県高校野球連盟主催)の公式パンフレットは5日から販売される。税込み1冊800円。

 出場チームの紹介、ベンチ入り選手の氏名、今大会の見どころのほか、過去の群馬大会の記録や県内の高校野球の歴史が分かる「小史」などが盛り込まれている。昨年の大会の試合写真も掲載。大会の記念や観戦ガイドとして活用できる。

 試合がある3球場(上毛新聞敷島球場、高崎市城南野球場、小倉クラッチ・スタジアム)と、県内の朝日新聞販売所(ASA)で購入できる。

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