パレスチナ自治区ガザでの戦闘の停戦合意をめぐり、イスラム組織ハマスが解放した人質3人の著しく衰弱した姿がイスラエル社会に衝撃を与えている。15日に6度目の人質とパレスチナ人の拘束者の交換が行われる予定だが、米国のトランプ大統領による「介入」もあり、停戦合意の履行に不透明さが増している。
8日に解放されたイスラエルの民間人男性3人は、頰がこけ、衣服に骨が浮き出るほどにやせ細った状態で引き渡された。人質家族の1人の「3人はホロコースト(ナチスドイツによるユダヤ人大虐殺)の生存者のようだ」との発言がイスラエルメディアでは繰り返し報道された。
■「人質解放」で狙うハマスの…