社員が積極的なコミュニケーションを通じて、会社の志(パーパス)との重なりを見つけ、自発的に動く。そんな風土を、味の素がつくろうとしています。合言葉は「対話、対話、対話」。藤江太郎社長に狙いを聞きました。
主要100社景気アンケート
朝日新聞の「主要100社景気アンケート」で、各社の経営陣にインタビューした内容を随時配信します
――対話を促す狙いは。
「味の素には、社会をこういう風にしたい、より良くしたいという志があります。『アミノサイエンス®で人・社会・地球のWell―beingへ貢献する』というものです。経営陣は社員に対し、一人ひとりの志と重なるところを探しませんか、と投げかけています。重なるところが見つかれば、自発的に仕事に取り組めるようになります。そのための対話です。『やらされている』で人材力は上がりません」
――かえってばらばらになりませんか。
「(量販店の)ドン・キホー…