インフルエンザが猛威をふるい、医療機関も逼迫(ひっぱく)している。直近のデータでは全国のインフルエンザの入院者数が減少に転じたが、地域によっては依然、厳しい状況が続いている。
河北総合病院(東京都杉並区)の岡井隆広院長補佐は「年末年始にインフルエンザと新型コロナウイルスの患者が一気に増え、ほかの患者の入院を断らざるを得ない場面もあった」と話す。
インフルエンザに感染した入院患者は、先月23日~今月16日に計56人で、前年の同時期と比べて大幅に増えた。職員の一部も感染により欠勤せざるを得なかったという。
薬不足の影響も続いている。
年明け以降は抗インフルエン…