ネット意識と選挙

 朝日新聞と大阪大の三浦麻子教授(社会心理学)によるインターネットの意識調査で、「一番好きな政党」として有権者が挙げた政党は12日現在、自民、立憲民主、国民民主、日本維新の会、参政の順だった。前回7日と順位に変動はないが、参政はやや増え、国民民主は減った。

 意識調査は、全国の有権者を対象に、インターネット調査会社を通じて2月から毎月実施。それぞれ約700~2700人から回答を得た。7月は1日と7日、12日に調査した。

 自民と立憲のそれぞれを「一番好き」と答えた人の割合は、7日と比べてやや増えた。参政も、1日までに4月の3倍超になり、7日は横ばいだったが、今回は増やした。

 国民民主を好きな人の割合は5月から6月にかけて急落。いったん下げ止まったが、12日の調査ではそこから減った。

 維新も7日と比べて数字を減らした。

 調査は有権者に「一番好きな政党」や「一番嫌いな政党」について聞いたほか、好き嫌いが同じ人や異なる人のことをどう思うかなどを質問した。

 コンピューターで無作為に作った番号に電話するような世論調査とは異なり、調査対象が無作為抽出にはなっていない。このため、有権者全体の縮図を調べていることにはならないが、各党の勢いの変化をみる指標にはなる。

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