横浜市のみなとみらい21地区で4日夜にあった花火大会で洋上の台船が炎上した火災について、打ち上げを担当した煙火会社「日本橋丸玉屋」(東京都中央区)が9日、コメントを発表した。原因について「関係官庁と連携し調査中」としながら、「一部の花火が適正な高度に達せずに開花したこと」と推定していることを明らかにした。
イベントの実行委員会(事務局・神奈川新聞社)を通じて発表した。コメントで、観客や関係者らに「多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪。「(高度不足の花火の)火が台船上の資機材やほかの花火に引火し、火災を引き起こす事態に至った」と原因を推定し、コンピューター制御システムや操作に問題はなく、「火災による炎が繰り返し引火し、花火の打ち上げが断続的に続く結果となった」との見解を示した。
原因究明をさらに進め、再発防止のための改善策を講じることなどを約束した。