参院予算委で、公明党の谷合正明氏の質問を聞く石破茂首相=2025年3月6日午前9時46分、岩下毅撮影

 医療費の患者負担に月ごとの限度を設けた「高額療養費制度」の見直しをめぐり、石破茂首相は6日、参院予算委員会で「丁寧な説明が十分ではないという反省は持っている」と述べた。公明党の谷合正明氏から「政府の方針は分かりにくい」との指摘を受け答弁した。

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 政府は、3段階で予定していた限度額の引き上げについて、第1段階の今夏は実施する一方、2026年と27年はいったん凍結し、今秋までに再検討する考えを表明している。

 答弁で首相は「患者団体の皆様、保険料を支払っておられる方々、両方からのご意見を十分に承る。その上で、答えを出していく」とも話した。

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