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崑崗台組の提灯。組の町内で飾る=2025年4月5日、岐阜県高山市、荻野好弘撮影
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 筆書きされた「三安佳四」の文字、なんて読む? 「日本三大美祭」の一つに数えられる高山祭。きらびやかな祭り屋台やからくり奉納に目を奪われるが、夜の屋台や街を飾る提灯(ちょうちん)も、屋台組ごとにデザインが異なり興味深い。

 春の高山祭(14、15日)を前に、岐阜県高山市上川原町では5日、12台ある屋台のうち最大といわれる大国台(だいこくたい)(高さ約8メートル)の飾り付けが進み、夜祭(よまつり)(14日)で屋台を照らす提灯を組衆が準備した。

 屋台を飾る丸提灯には、大黒天の「打ち出の小づち」が三つ描かれている。夜祭で約90個を取り付け巡行する。「明かりが揺れるところを見てもらいたい」とベテラン組衆は話した。

 各屋台には霊獣や文字などを図案化した紋章(台紋)があり、屋台や屋台曳(ひ)きの衣装のほか、提灯に描かれることが多い。

 鳳凰台(ほうおうたい)(高…

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