不登校になったのは危機管理能力があるから。だから自信を持って――。学校に行けずに悩んでいる子どもや親たちに「居場所」を紹介するイベントが新潟市内で開かれ、不登校を経験した2人の女性が不登校の子どもらにエールを送った。
体験談を語ったのは、新潟県内に住む会社員のAさん(21)と保育士のBさん(22)。不登校の子どもや親たちへの支援に取り組む新潟市の市民団体「Sunny Smile(サニースマイル)」が、新潟市東区の東区プラザで「居場所合同相談会」を4日に開いた。その中のトークイベントで登壇した。
名前や容姿をからかわれるなど、小学3年のときからいじめにあっていたというAさん。周りの子が教師に相談していったんは収まったものの、6年生のときに再びいじめを受け、夏休み明けから登校できなくなった。卒業式にも出られず、後日体育館で校長から証書を受け取った。中学校も2日行っただけで登校できなくなり、卒業まで新潟市の教育相談センター内にある適応指導教室に通った。
「みんな普通に登校している…