「世界で最も新しい国」として知られ、かつて日本の自衛隊が平和維持に携わった南スーダンの政情不安が急速に高まっている。政権運営をめぐり大統領と第1副大統領の対立が激化し、3月下旬には第1副大統領が拘束される事態に発展した。国連によると、3月以降は首都でも戦闘が起き、犠牲者は少なくとも数百人に上るという。
- 絶望から生まれた二つの命を支える 壊れる国、癒やす若者たちの力
南スーダンは、ナイル川沿いを中心に60超の民族が暮らす。長い内戦を経て、2011年にスーダンから分離独立を果たした。
スーダンの紛争飛び火、経済成長率はマイナス30%
独立後まもなく最大民族「デ…