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バチカンで2025年5月8日、サンピエトロ大聖堂のバルコニーから信者らに言葉を述べる新教皇レオ14世=AFP時事
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 フランシスコ前教皇の死去に伴う秘密選挙「コンクラーベ」で、米国出身のロバート・フランシス・プレボスト枢機卿(69)が新たな教皇に選出され、各地から祝福の声が上がった。レオ14世を名乗る新教皇のかじ取りには、早くも注目が集まっている。

 アフリカ大陸には、カトリック教徒2億8千万人以上が暮らしている。南アフリカのラマポーザ大統領はSNSで「レオ14世が平和について早くも強調したことは、多くの人類に響く呼びかけとなり、前教皇の遺志を尊重するものだった」と投稿した。

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 ケニアのルト大統領もSNSで「貧しい人びとを励まし、声なき声に耳を傾け、分裂を癒やし、世界中で平和、正義、人間の尊厳という聖域を固く守り続けることを祈念する」と伝えた。

 祝賀ムードの一方で、中道派とみられるレオ14世が人口増加とともに信者も増え続けるアフリカでどのように受け入れられていくのかは未知数だ。アフリカ全域のカトリック教会をとりまとめるアフリカ・マダガスカル司教協議会シンポジウム(SECAM)は、同性カップルの「祝福」を認めた改革派のフランシスコ前教皇に、正面から反発した経緯もあるからだ。

 SECAMは当時の声明で…

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