芸舞妓が夏のあいさつで配る「京丸うちわ」。6月中旬の納品を前に、職人が作業に追われていた=2024年5月22日、京都市左京区の小丸屋住井、新井義顕撮影
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 京都・花街の芸舞妓(げいまいこ)が、夏のあいさつに配る「京丸うちわ」の制作が追い込みを迎えている。

 創業400年の小丸屋住井(京都市左京区)では、7人の職人が、多いときには1日約350本のうちわを作る。作業場では、職人たちが骨にのりをつけ、名前や紋の描かれた地紙を貼り付ける作業に集中していた。

 うちわの表には、お茶屋や芸妓の紋、裏には名前が朱赤色で書かれている。今年は約1万4千本を納める予定で、6月中旬にはそれぞれのお店に届けられる。名入りのうちわは、一般からの注文も受け付けている。問い合わせは同店(075・771・2229)。(新井義顕)

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