「今の農政に、疑問を覚えざるを得ない」「持続可能なコメ作りは2千円前後の値段で多分無理」――。日本有数の米どころの山形県選出の自民党の衆院議員が1日、政府備蓄米を随意契約で放出した小泉進次郎農林水産相が進める政策について、相次いで批判した。

 この日、山形市内であった自民党県連大会であいさつした鈴木憲和・前農水副大臣(山形2区)は「本来国がやるべきことは備蓄米を放出するのではなくて、国民に平等に行き渡る物価高騰対策をやることだ。お米券の配布や現金給付などの対策をせずに備蓄米放出に踏み切っている今の農政に、私は疑問を覚えざるを得ない」と述べた。

鈴木憲和・前農水副大臣=2025年6月1日午後0時19分、山形市、斎藤徹撮影

 「5キロで2千円台」(小泉…

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