Smiley face
写真・図版
松山駅の野本明人駅長(中央)の出発合図で発車する「伊予灘ものがたり」=2024年7月26日午後1時35分、松山市南江戸1丁目、福家司撮影
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 JR予讃線を走る観光列車「伊予灘ものがたり」(松山―伊予大洲・八幡浜間)が7月26日、初代車両の運行開始から10年を迎え、JR松山駅で記念式典があった。列車の車体には、乗客や沿線住民らに感謝の気持ちを込めたラッピングがほどこされている。ラッピングは12月22日まで続ける。

 式典では、松山商高書道部員らによる書道パフォーマンスがあり、関係者がくす玉を割って10周年を祝った。

 JR四国の長戸正二専務・鉄道事業本部長は「これからも沿線自治体、地域のみなさまと一体になり、全国各地、世界から愛媛に来ていただけるよう、新たな物語を紡いでいきたい」とあいさつ。

 野本明人駅長の出発合図と多くの人たちの見送りで、伊予灘ものがたり(八幡浜編)が発車した。

 大阪市住之江区の佐藤浩美さん(55)、匠真さん(23)親子は毎年、匠真さんの誕生日を祝って四国の観光列車に乗りに来るという。2人は「アテンダントさんと地元住民のあたたかいもてなしに、いつもいやされます。10周年記念の料理や企画もよかった」と話していた。

ラッピングはおもてなしのシンボル

 車体のラッピングは、沿線住…

共有
© 2024 Japan Today. 無断転載を禁じます。