トランプ関税への対応をめぐり、日米の財務相が週内に2回目の会談を開く。前回4月の初会談に続き、為替について協議するとみられる。日本側の「交渉カード」のひとつとして浮上しているのが、政府が大量に保有する米国債の扱いだ。
加藤勝信財務相は20日夜、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議が開かれるカナダ西部のバンフに向けて出発した。22日(現地時間)までの期間中に、ベッセント米財務長官と会談する予定。加藤氏は20日の会見で「為替を含め2国間の諸課題について議論を行いたい」と述べた。
先月の初会談では、米国側からドル高の是正を求められるのではないかとみられていたが、「為替水準や管理の枠組みの話は全くなかった」という。日米両国で「為替相場は市場で決まる」との原則を確認し、引き続き協議することで一致していた。
一方、加藤氏は今月2日、テ…