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写真・図版
LIFULLの井上高志会長=恵原弘太郎撮影

2030 SDGsで変える

 住宅は生きるうえで欠かせないものですが、住まい探しに困難を抱えている人もいます。不動産・住宅情報サービス「ライフルホームズ」を運営するLIFULL(ライフル)の井上高志会長に聞きました。

借り手の背景別に住宅情報を提供

 ――外国籍の人や高齢者、障害者、シングルマザー・ファザーなど借り手に応じた情報提供に力を入れています。

 「ライフルホームズ フレンドリードア」というサービスで、九つのカテゴリーごとに、対応している不動産会社や物件を紹介しています。

 家族に頼れない若者やLGBTQの方、生活保護利用者向けのものもあります。ホームズのサイトに掲載されている全国約3万社のうち、6千超の不動産会社が加盟しています。

 ――住まいは人権であると強調しています。

 敷金や礼金、連帯保証人、入居審査……。諸外国と比べて日本では住宅を借りるのが大変です。その人の属性や背景に対する貸し手の思い込みで排除されてしまうケースも多い。住宅弱者が生まれている。これは基本的な人権がないがしろにされている問題でもあります。

 そこで私たちが考えた解決策…

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