ロンドンで2025年9月2日、閣議に出席するために首相官邸を訪れたレイナー副首相=ロイター

 英国のアンジェラ・レイナー副首相(45)が5日、辞任した。5月に不動産を購入した際、税金を適切に支払っていなかったとして非難を浴びていた。支持率低迷に悩むスターマー・労働党政権にとって、さらなる打撃となる。

 英公共放送BBCによると、レイナー氏は5月、英南部ホーブの海岸沿いにあるマンションの1室を80万ポンド(約1億6千万円)で購入。不動産購入に伴う「印紙税」として、3万ポンドを納めた。

 一方、レイナー氏は別の住宅を持っており、このマンションの購入に際しては本来、セカンドホーム用の高い税率で印紙税を払う必要があった。その差額は約4万ポンドに上り、野党や市民から批判が集中。ホーブのマンションの外壁には「脱税者」と落書きされる騒ぎになっていた。

 レイナー氏は辞任を表明した…

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