2023年度に活躍した棋士らをたたえる第51回将棋大賞の表彰式が18日、東京都渋谷区の将棋会館で開かれた。4年連続4回目の最優秀棋士賞を受賞した藤井聡太名人・竜王(21)や、その後を追って躍進著しい伊藤匠七段(21)、藤本渚五段(18)らが出席した。
藤井名人・竜王はほかに勝率1位賞と名局賞も受賞。あいさつでは「実力以上の結果を残すことができたと感じています。最近は戦術の進化や変化の流れがよりいっそう早く、それにどう対応していくかが今後のテーマになると考えています」と語った。
伊藤七段は優秀棋士賞を受けた。さらに最多対局賞(69対局)、最多勝利賞(51勝)も受賞。
そして、棋王戦第1局などで見せた後手番での「持将棋定跡」で、升田幸三賞も受賞した。
羽生会長「新たな戦い方を示した」
伊藤七段は昨年度、全棋戦で…