実践形式でジャッジの練習をする審判員たち=2025年6月29日午後1時45分、にかほ市、阿部浩明撮影

 甲子園をめざす夏の高校野球秋田大会を控え、秋田県高野連は6月29日、審判員の技術向上を目的とする講習会をにかほ市で開いた。約70人が参加し、ジャッジの腕を磨いた。

 午前はルール変更や留意点などを確認し、午後からグラウンドへ。明桜の選手たちにさまざまな場面想定でプレーしてもらいながら、実践練習に汗を流した。

 コールの仕方やジェスチャーなどの基本動作を念入りに確認。最後の総合練習では、塁審と球審が位置取りを替えながら時計回りにカバーしていく「クロックワイズ」という複雑な連係プレーについても確認した。参加者の一人は「瞬時の対応は難しいが、的確な立ち位置などをしっかり頭にたたき込みたい」と、来月10日の開幕に向けて気を引き締めていた。

 県野球協会の田口敏夫審判部長は「平常心を心がけて冷静に状況を判断し、基本に徹して選手たちの全力プレーに応えたい」と話した。

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