朝日新聞社が主催する国際フォーラム「朝日地球会議」について、作家の市川沙央さんから寄稿でご批判をいただきました(https://www.asahi.com/articles/AST991S3BT99UPQJ00FM.html)。
昨年のシンポジウムで「対話でさぐる 共生の未来」というメインテーマを掲げながら、20を超えるセッションに障害のある方やご家族、支援者の立場の方が登壇せず、手話通訳や同時字幕も用意されていないといったご指摘です。「共生」という言葉の認識についても厳しい問いかけをいただき、私たちが見えていなかったことに気づかされました。私たちはご指摘を重く受け止め、市川さんのおっしゃる「断絶」をなくす努力を続けてまいります。
10月からリアルとオンラインで開く「朝日地球会議2025」では、これまで十分ではなかった情報アクセシビリティーを見直し、改善に向けて歩みを進めています。
今年のメインテーマは「あなたと考える 激動の世界と地域の未来」です。10月24、25日に東京ミッドタウン八重洲カンファレンスで開くリアル会場4階のセッションと、27日から順次配信するオンラインによるセッションで日本語字幕を提供します。より多くの方に情報にアクセスいただけるよう、公式サイト(https://www.asahi.com/eco/awf/)の見え方、使い方も改善しています。
イベントへの参加にあたってサポートを必要とされる方は、メールの件名にご希望のセッションのタイトルを明記の上、ご要望の内容とご連絡先を朝日地球会議2025事務局([email protected])までお送りください。内容を確認のうえ、折り返しご連絡いたします。
朝日新聞社は報道や催しなどを通し、障害と社会をめぐる諸課題に向き合ってきましたが、ご指摘を糧に「共生」のあり方をさらに議論し、その実現に向けて取り組んでまいります。