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パリ五輪の銅メダルと天理市から贈られた表彰状を手にする「初老ジャパン」の田中利幸選手(左)と北島隆三選手(中央)。右は並河健市長=2024年8月16日、奈良県天理市役所、伊藤誠撮影

 パリ五輪の総合馬術団体で銅メダルを獲得した日本代表「初老ジャパン」の北島隆三選手(38)と田中利幸選手(39)が16日、奈良県天理市からゆかりの選手として特別表彰を受けた。2人は市内の乗馬クラブ「クレインオリンピックパーク」に所属し、市内に住んでいたこともある。

 この日午前、市役所を訪れた2人に並河健市長が表彰状を手渡してねぎらいの言葉をかけた。

 北島選手は「慣れ親しんだ天理にメダルを持って帰ってくることができ、ほっとしました」。競技の途中で北島選手の代役を務めた田中選手は「とてつもないプレッシャーでした。お世話になった方々に感謝の気持ちを伝えたい」と話した。

 日本代表としてこの競技での92年ぶりのメダル獲得で、日本中を沸かせた「初老ジャパン」。そのチーム名について北島選手は「自分を初老とは思ってない」と笑いつつ、「親しまれ、認知度が上がるのならいいです」と話した。

 2人は22日ごろに活動拠点の英国へ戻る予定で、2028年のロサンゼルス五輪を含む国際大会に向けて練習を再開するという。(伊藤誠)

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