16日の熊本県阿蘇市長選で元合志市職員の松嶋和子氏(51)が初当選し、県内初の女性市長が誕生する。松嶋氏は、事務所で支持者らに祝福されながら、「阿蘇を変えてほしいという一人ひとりの声がこの結果につながった」と喜びを語った。就任は3月6日。
県内初の女性市長の誕生について記者に問われると、松嶋氏は「市長を務めるのに女も男もない」と語った。「市民のために阿蘇市をよくしていく。それだけです」
住民監査請求や行政訴訟で市や市長の責任を追及してきた夫をサポート。その姿をみた反市長派の市議らが立候補を促した。当初、松嶋氏は「(有権者に)女やよそ者では無理だと言われますよ」とためらったが、少子高齢化と人口減少で「このままでは阿蘇市はダメになる」と直感。5期20年にわたって市政を担った佐藤義興氏(75)に挑むことを決意した。
「阿蘇市に新風!」をスロー…