北信五岳をかたどったアップルパイ。使用されるリンゴの品種の一部は季節に応じて入れ替えられる=2024年10月18日、長野市の長野県庁、高木文子撮影

 北信五岳の山々をかたどったアップルパイ「山のアップルパイ GOGAKU」を、長野県飯綱町の菓子店が発売した。町は約50品種が栽培されるリンゴ産地。5品種を使い、酸味や甘み、食感の違いを比べられる。

 使用するリンゴは、酸味のある紅玉、しゃきしゃきした食感が特徴の秋映などの5品種。このうち2品種は季節に応じて入れ替える。シナモンやレモンの風味も組み合わせた。パイの形は、地域で親しまれる北信五岳(飯縄山、戸隠山、黒姫山、斑尾山、妙高山)をかたどった。

 1926(大正15)年創業の老舗菓子店「明月堂」が、県などが開く事業者支援プログラム「Session信州」の中で企画した。パティシエの藤縄玲さん(29)は「北信五岳に囲まれた町の豊かな自然を感じてもらえれば」と話している。

 5種(各1個入り)で税込み3千円。11月は毎週土曜日に2店舗で販売する。ECサイトでも冷凍品を販売する。(高木文子)

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